院長コラム

ヘバーデン結節は「冷え」に注意!冷房との付き合い方と予防法

2025.08.12
ヘバーデン結節とブシャール結節
整形外科の疾患

毎日のようにニュースで記録的な暑さが報じられていますが、長野市でも猛暑日が続いています。
自宅や職場など、冷房の効いた部屋に長時間いるという人も多いのではないでしょうか。
冷房なしでは過ごせない一方で、ヘバーデン結節にとって「冷え」は大敵です。



気をつけたい「冷え」による悪化
冷房がヘバーデン結節にとって良くないのは、体が冷えることで血流が悪くなり、症状が悪化する恐れがあるためです。
そのため、体や手指を冷やしすぎないように意識することが必要です。
外や冷房の効いていない部屋で息抜きをできればよいのですが、お仕事をされている人などは、なかなかそうもいかないかもしれません。
どうしても長時間冷房の効いた部屋にいなければならない場合は、次の対策を行うとよいでしょう


1. 冷房を調節
冷房の設定温度は26〜28℃を目安にし、指先や体に風が直接当たらないよう工夫しましょう。室温だけでなく湿度にも注意し、快適さを保ちながら体を冷やしすぎない環境づくりが大切です。


2. 手指を動かす
軽いストレッチやグーパー運動など、こまめに指を動かすことで血流が促され、痛みやこわばりの予防につながります。デスクワークや家事の合間にも意識的に指先を動かしましょう。


3. 適度な運動やストレッチ
その場での足踏みや軽い体操は、全身の血流を改善し冷えの予防に効果的です。体が温まることで関節のこわばりも和らぎ、症状の緩和が期待できます。


ヘバーデン結節のオンライン診療を拡充

ヘバーデン結節は体の冷えだけでなく、日常生活のちょっとした動作で悪化してしまうことがあります。
症状が良くなったからと油断をせずに気をつけたいものです。
関連記事:ヘバーデン結節を悪化させる日常生活の動作とは?


当院の「ヘバーデン結節のオンライン診療」について、これまではお昼の1枠のみでしたが、受診される方が多くなったため2枠に増やしました。
①12:00〜 月、火、水、金、土
②16:00〜 月、火、水、金


オンライン診療がおすすめの方
・遠方にお住まいの方
・車の運転が難しい方
・仕事が忙しくて通院時間が取れない方
・育児や介護など家庭の事情で外出が難しい方
・移動や待ち時間による負担を減らしたい方
・セカンドオピニオンを希望される方


気になる症状がある方は、オンライン診療も気軽にご利用ください。
ひとりで悩まず、一緒に治療に取り組みましょう。

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