院長コラム

痛みがないのに進行する「いつのまにかヘバーデン結節」とは?

2025.11.27
ヘバーデン結節とブシャール結節
整形外科の疾患

当院では、ヘバーデン結節の診察・治療に取り組んでおり、これまで多くの患者さんから「痛みが取れて楽になった」と感謝の言葉をいただいています。手指の関節の痛みは日常生活に大きな支障をきたすため、痛みの軽減は患者さんにとって大きな喜びです。

 

しかし最近、痛みを伴わないタイプのヘバーデン結節があることが分かってきました。私はこれを「いつのまにかヘバーデン結節」と呼んでいます。これは、痛みがほとんどないにもかかわらず、手指のDIP関節(第1関節)に変形が生じる疾患です。
痛みが全くないわけではありませんが、日常生活に支障がない程度であるため、自覚されにくく、気づいたときにはすでに関節の変形が進行していることもあります。

 

朝のこわばりに要注意!早期発見で手指の美しさを守る
このタイプのヘバーデン結節の特徴は、痛みではなく「朝のこわばり」です。朝起きたときに指が動かしづらい、違和感があるといった症状が数分から1時間ほど続きます。
これは関節リウマチにも見られる症状ですが、「いつのまにかヘバーデン結節」でも同様のこわばりが起こります。こわばりは時間が経つと自然に消えるため、「年齢のせいかな」「少し疲れているだけかも」と放置されがちです。
しかし、放置してしまうと手指の変形が徐々に進行し、機能面だけでなく見た目にも影響が出てしまいます。

 

「なんとなく指の様子が変」「違和感がある」と感じたら、それは「いつのまにかヘバーデン結節」のサインかもしれません。
痛みがなくても、関節の変形は進行します。早期に診断し、適切な治療を行うことで、進行を抑え、手指の機能と美しさを守ることができます。
●美しい指を保つために知っておきたい「ヘバーデン結節」の治療法

 

気になる症状がある方は、当院にお気軽にご相談ください。あなたの手指の健康を守るお手伝いをします。