4月に入り、新年度になりました。長野市もようやく春らしい陽気になり、桜の花ももうすぐ咲きそうです。
当ホームページの「お知らせ」欄でも告知しましたが、当院では4月1日より「ヘバーデン結節・ブシャール結節のオンライン診察」を始めました。
今回は、オンライン診察を始めた背景や受診の方法についてお話ししたいと思います。
なぜオンライン診察を始めたか?
当院には、ヘバーデン結節やブシャール結節でお悩みの患者さんが受診に訪れ、遠方からいらっしゃる方も少なくありません。
その背景には、全国でもヘバーデン結節やブシャール結節の根本治療に取り組む病院やクリニックは少ないことがあります。
患者さんの多くは、インターネットでこれらの病気を治療できる病院を探して、当院に行き着くようです。
中には県外からお越しになる患者さんもおり、「なんとかして治してほしいという」という切実な思いが感じられます。
また最近では、「遠くに住んでいるが受診する方法はないか」といったお電話でのご相談も数多く寄せられるようになりました。
このたびオンライン診察を始めたのは、遠くから来院いただいている患者さんはもとより、そうした受診したくても来院できない方のお役に立ちたいと考えたからです。
遠隔医療については厚生労働省が推進しているものの、画面越しにしっかりと患者さんの病態を診られるのか、正直なところ私も初めは半信半疑でした。
しかしながら、導入にあたって協力会社の力を借りながらテストを行い、オンラインでも診察が可能であると判断しました。
自宅で受けられる、オンライン診察の流れ
オンライン診察の導入で、遠方にお住まいの方や忙しくて通院する時間のない方でもスマートホンやパソコンで受診ができ、薬もご自宅で受け取れるようになりました。
しかしながら、オンライン診察に慣れているという患者さんは、まだまだ少ないでしょう。
「なんだか難しそう」と思うかもしれませんが、煩雑なことはありません。
受診の流れは、オンライン診療の受付フォームに詳しく記載していますが、ここではかんたんな流れをご紹介します。
①予約
オンライン診療の受付フォームで、受診希望日を選択していただきます。
受診が可能な曜日は、月曜・火曜・水曜・金曜・土曜(木曜と日曜・祝日以外)。
時間は当面の間は12時のみの診察です。
次に、お名前、住所、電話番号、Eメールアドレスなどの「基本情報」と「問診票」を入力します。
問診票では、症状のある部位や症状が始まった時期、具体的な症状を選択します。
気になることがあれば、できるだけ詳しく記述欄にお書きください。
全てのフォームを入力し、事前決済が完了すると、受診予約完了メールが届きます。
②受診
当日は、受診予約完了メールに記載してあるURLからビデオ通話(ZOOM)につなぎます。
初めに、看護師が問診内容について確認し、その後で院長である私が診察を行います。
診察は、WEBカメラを通して指を見せていただきながら詳しく問診を行い、病態を見極めます。
ヘバーデン結節・ブシャール結節である場合は、治療方法を説明し、処方を行います。
万が一、別の病気などで、遠隔での治療が適切でないと判断した場合は、オンライン診察ではなく対面診療に切り替える可能性もあります。
③服用
診察後おおむね3日以内に処方薬をご自宅にお送りします。
受診時に説明した通り、継続して服用するようにしてください。
処方の内容は女性と男性で異なり、いずれの場合も患者さんの病態を見極めた上でお出しします。
処方薬は、ヘバーデン結節の治療においてより効果を高められるように、当院独自の配合を行ったもので、早ければ1週間、時間のかかる方でも4週間内服を続ければ、少なからず効果を実感していただけるはずです。
ヘバーデン結節・ブシャール結節は、なにより早期の治療が回復のカギになります。
手指が変形してしまう前に、当院のオンライン診察をご利用ください。
「加齢の病気だから仕方ない」と諦めずに、適切な方法でしっかりと根本治療に取り組みましょう。
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